創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house
私のファミリーヒストリーが原案となっている『女は旅である』。

子どものころから、おばあちゃんはアメリカにお嫁に行った!
父方の与八郎祖父さんは密航してアメリカに行った!と
断片的に聞く話をフーンと聞き流していましたが、今年メキシコに行ってみて、
100年以上も前に、言葉も知らず、現在のような情報も知らないまま移住したり、
密入国したり、は何とすごい事だろうと改めて実感しました。

グローバル化が進む現代にあっては、移住も密入国も身近な問題です。

72歳になってみるとたじろぐように自分の年に向き合わされます。
私の今あるこの形での命は、祖父母の過ごした生涯から生み出されたもので、
アメリカに移住したままであったなら、私という命はここになかったんだという
不思議。

その命が、「今ここにある」ことがダンスの証明。

3年目のダンサーがいま見頃に咲きました。

名優大方斐紗子さんの説得力ある言葉、ピアノ演奏の吉田由布子さんは音大出の
女優さん。二人の参加で厚みを増したこの作品は今”見ないでいつみるの!”
と大胆にも申し上げたい気持ちです。






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# by session-house | 2017-12-11 14:20
今年は例年以上にたくさんの方に助けていただいて踊り続けてきました!

メキシコ公演を企画してくれたのは、メキシコ在住の横尾咲子さん。
彼女が大学生でセッションハウスに来ていたころからの縁が繋がりました。

エチオピア公演を繋いでくれたのは海外青年協力隊の井上陽子さん。
こちらは縁もゆかりもないところから、素晴らしい熱意で繋いでくれました。

そして実現したいという夢を可能にしてくれたのが、クラウドファンディング!
二つの大きな海外からの招聘をうけ、「呼ばれたら行く」と決めた
私たちの無謀を、後押ししてくれました。

思いがけなくたくさんのサポートを受け、身が引き締まりました。
昨日振込が確認できましたので、自己負担していた交通費として、
みんなに分配致します。
詳細については、1月10日の報告会で説明いたします。
夜21時からと遅いですが、是非おいでいただき海外の体験を
お聞きください。

いつも応援頂いているハニカム基金の皆様には、長年私たちの
海外公演を後押しいただいてきました。この力がなければ
私たちのような小さなカンパニーの継続も、ツアーも無理だったろうと思います。

海外企画を進める中から生まれた「女は旅である」が
いよいよ本番を迎えます。メキシコ公演がなければ、メキシコ、アカプルコの港から、
密かに国境を越えてアメリカに渡ったお祖父さんのことなど人にも話さなかったでしょう。
作品の中で話すと、メキシコ人の共感の笑いがありました。

「女は旅である」は横尾咲ちゃんが大好きな言葉だと言ってくれたので、
それをタイトルにして、人々のご好意に対してのお返しとしてダンスを創ることにしました。

ダンサーたちも2か所の経験を積み、人々の親切で育てられました。
ダンサーとしては一度も海外の地を踏んだことのない私にはうらやましい限りです。
体いっぱいでのお返しを舞台で果たしてもらいましょう。
メキシコは同行しましたが、エチオピアはダンサーだけの大冒険!
その実りを形にしてくれるものと信じます。
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photo:YONAS TADESSE


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# by session-house | 2017-12-06 19:48 | ダンス

長いお休みでした。

4月にメキシコ行く!と書いて以来。

ブログを書いても消える怪奇現象、あきらめて今日まで。

4月から11月、たった8ヶ月でたくさんの体験をした。

人生の喜びを感じた。

人生一番の不幸と出会った。

激しすぎる日々の中でダンスは励ましだったり、苦しみだったり、
一日もなくなることのない相棒だった。

今年最後の創作中。

苦しみとも喜びともわからない、霧の中を前進中。

今夜はダンスブリッジの下見。
世界と②
舞踏の圧倒的な押し寄せる身体とどんな違いがあるのか楽しみ。
まだまだ歴史にならないコンテンポラリーダンスは、ここからが勝負です。

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# by session-house | 2017-11-28 18:26

3月は脱兎のごとく!

悲喜こもごもの3月!書きたいことだらけ!

助成申請落ちた!でもメキシコ行く!
ダンス花終わった!報告済んだ!
エチオピア招聘決定!行く!
ダンスブリッジ助成決定!
とさか計画助成決定!
リトアニア交流進行中!

その間に「春の祭典」「春のフーガ」を上演した。
「ダンス専科」無事終わった。

新クラス企画が動き出した。

子供クラス発表会の準備済んだ。

その間に誕生日を4回も祝ってもらい歳をとりすぎた。

故郷に帰って、母と会った。

そんな3月が終わり、4月も猛烈に進む!
まだ頑張る気持ちと体力があるのが何より。
さて今夜は21ステップアップ下見、楽しみです。


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# by session-house | 2017-04-04 19:36 | ダンス
まだ2月!ダンス公演は毎週のようにあり、ダンサーたちは誠実に踊ります。もう1年間も見たような、圧倒的な質量を感じます。

セッションハウスという小さな場での定点観測ですから、偏っているとは思いますが、ダンスの変化を感じます。小劇場を活動の場としているダンサーに限るかも知れませんが、変化が形になり始めてきた感があります。

個人の体から創出されるダンスは、何でもありと言われる個人的なダンスとして、アイディアや、テーマ等、各個人の提示するモノを楽しむダンス=コンテンポラリーダンスとして人々に届いていたように思います。

ダンサーの身体が強さを増してきて、個人の提示するものが普遍性を持ってきたというのかな、
大きなテーマをダンス作品にするために特権的な身体とテクニックが必要だったモダンダンスや、そこからもっと身体性に照準を当てたポストモダン、と発想をまったくことにするコンテンポラリーダンスの身体性が実ってきたというのかな、
強度を持った体の個人性が放つ普遍性というのかな、

今年になって、心を揺さぶられるダンサーにもう何人も出会いました。
作品というより、ダンサー個人の体が発する物語、とでもいうのかな。

素朴な体が語る詩のような、彫り込んでいく彫刻のような、こんなジャンルはもっと素朴な名前で親しまれるといいな、と「コンテンポラリーダンス」というジャンル名に不自由を感じるこの頃です。


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# by session-house | 2017-02-26 16:10