創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

東京!

私が初めて東京に来たのは、もう50年以上も前、高校の修学旅行でです。どれだけ時代が違うかというと、男子は立身出世のため国を離れるが、女子はほとんどがその一生を生まれた場所で過ごすであろうと、男女共学であったにも関わらず、女子のみの修学旅行!

京都、奈良、東京を一週間でみて回り、引受人の有るものはその後居残り単独行動ありというものでした。私は居残り組として、東京を楽しみました。

その頃、東京は夢であり憧れであり、普通の生活があるとは思いもしません。すべてがテレビドラマの中、現実の人とは思えない人々が街を行きかい、お祭りの日のような人だかりでどこもがあふれている非現実、非日常でした。

今やその非現実に住み始めて45年。非現実が日常になり、今でも実感のわかない不思議な思いをします。女子の暮らしも男子の暮らしも大きく変わり、私の時代の常識は今では死語。今の常識は私には非日常。それでも共有する現実があり、私たちは共に東京を題材に体物語を作ります。

昔のあの日が昨日のようであり、たった一週間前のことが遠い日のことのようだったり、時間も記憶も平等ではありません。たくさんの忘却を抱えながら進む人生という面白さ、それを形にするダンスという作業の面白さ、それを共にするのが50歳も年下という愉快。

短縮版になった東京物語、50年の時間を飛び交います。今夜はスタッフ下見。段々私の手を離れる作業が始まります。これも好きな作業のひとつ、私の想像が創造に変わる作業です。
年の瀬、今年の泣き笑いを振り返りながら、観ていただければ嬉しいです。
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by session-house | 2016-12-13 20:01 | Comments(0)