創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

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古里に支えられて

4日間と短い里帰り。

360度の風景の中にいるのは私達だけ、まるでプライベートビーチ!
大富豪でも手に出来ない雄大な砂浜、3大砂丘の1つ吹き上げ浜の
ある1箇所が私達の海。

アサリがどっさり取れて、松葉で炊いてその場で食べた美味しさ、
たくさんの家族が鍋とおにぎりを持ち、松林は大賑わい、、、

過疎の村になったそこは、今はたどり着くのも冒険の誰もいない海。

父の実家に妹たちが手を入れて、何十年ぶりに宿泊。
蝉のなくこえに目を覚まし、浜風に吹かれて畳の上に大の字。
記憶の中のあの日です。体と心がふわふわそよぎます。

真っ白い砂丘を80歳を越えた母と登ります。肩に手を乗せた母と
妹と連なって、「よいしょよいしょ」と登っていると、もうひとりの妹が
「マドモアゼル・シネマだね」と笑います。

記憶が作る人の体、心と体が喜んだ夏休みになりました。
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by session-house | 2012-07-31 20:13
その時代にしか生まれ得ない表現、舞踏もそうですね。
舞踏という名前がつかなければこうは定着しなかったと思います。

なんと”舞踏”と最初に言ったのは笠井叡さんなのです。
ご本人に聞きました。

前回のワークショップが私は観るダンスではない「笠井さん」に
ふれた初体験。笠井さんのダンスを支えている事柄が解き明かされて
いくワークショップは、からだと脳に響き大冒険に出かけたような興奮!

理詰めで説明のできる西洋のメソッド同様、からだと繋がっていく理論と
実践に「まいりました。」

若い日観た笠井さんに神を感じ、一度白塗りの下の素顔を見たいと
思っていましたが、今笠井さんは白く塗ったり塗らなかったり、舞踏とすら
言わず、自由です。自分で創ったジャンルからさえ自由に、踊ります。

その秘密が呼吸です。明日すぐに出来る呼吸でもないですが、知ると
知らないでは、大違い。

ダンサーのエネルギー問題です。
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by session-house | 2012-07-25 20:46
今年の夏もピナ・バウシュの下で踊っていたジャンさんがやってきます。
一緒に夏を過ごすようになって10年を過ぎ、長い長い付き合いです。
f0230391_19491640.jpgピナと共に作品を作り続けてきた古いピナダンサーの一人ですから、
私の興味も「ダンスシアターはどうやって作るの」からはじまりました。

作品のショーイングをする様になってもう何年でしょう。最初はまず
クリエーションの意味すらわからない私達でしたから、振付した動きを
貰うのではない!というおどろき。
振りは動きではなく、カウントも出来ない、出来事なのだと理解が
始まり、様々な質問や、シチュエーションの提示や、きっかけとなる
何かが指示されるダンスシアターの手法の面白さ!ジャンさんが
私達に伝えたものは「ピナからの伝言」そのものでした。

そしてそれはダンサージャンさんの目をとおし、体験を通した手法です。

「ピナで踊ったからといって皆が創れるわけじゃないわ。ジャンは特別に
その力があるのよ。」とセッションハウスに遊びに来てくれた他のピナダンサー
がいっていました。日本、日本文化が大好きなジャンさんが
「日本のダンサーと創りたい」と観客の前に作品を提示し始めたのは
2006年。毎年短時間のワークショップを参加者と共に乗り越え、名作の
数々を創り上げて来ました。

言葉にならない感情をかたちにし、ジャンさんはこれまでに美しい5つの
ダンスシアターを私達にプレゼントしてくれました。正にそれはプレゼント!
「誰でも出来るわけじゃないわ」あのピナダンサーの声が聞こえてきます。

ジャンさんが共に創る美しいダンスは決してひとりでは出来ないアンサンブル。

今年もジャンさんと共に過ごす夏がそこまで来ました。
私が一番影響をうけ、学んだ振付家です。
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by session-house | 2012-07-24 19:50 | ダンス

生きること、踊ること

毎日セッションハウスから動かない。定点観測の日々、、というか、

シアター21フェスが先週88回目を終え、今週末はステップアップが42回目。
1500を越える作品を観、何千人のダンサーと付き合ってきたのかなあ。
それら作品のほとんどの照明をあて続けてきた美穂ちゃんもすごいなあ。

ダンサー達の踊ることを見続けるのが、生きることになってきた!

20歳だった子が40歳、、、、、、
このごろそんな年月の流れが気になってきた。この歳になって創る時間が宝に
なり、、、そんなこと思いもせず夢中で創ったり、壊したりしていたら、、なんだか
好きなんだなあ、この時間が。皆であーだこーだと言い合って創る、私はもはや
踊らないし、でも立ち上がる空間をみつめていると、意味もなく納得する、、、

消えて行く時間と変容する空間。リハとて同じ日は1日もない。
それを積み上げ、観てもらう!!そして双方での共犯関係が生まれる奇跡すら
も引き起こします。

不思議な人生になったなと20周年を終え、まだまだ続く新企画にふうふう言いな
がら少し歳をとって気弱くなった私は思うのです。
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by session-house | 2012-07-20 19:14

裾野広がり第2弾

昨夜はシアター21フェスステップアップの下見。

カモンウルフ君たちの参加したシアター21フェスは10分作品、
ステップアップは15分作品2回上演、と、条件はほんのちょっとの
違いなのに、不思議。5分間のマジック!作品は大きく変わります。

1アイディアですまなくなります。動きの量も拡大し、皆大汗!!

村上美瑞希ちゃんは前日のブログの高校生の指導者ですが、
今度は日女体の同級生とがっぷりのデュオ。がんばりどころです。
大学時代マドモアゼル・シネマのワークショップにも参加し、
「一番きれいなのは誰?」のシーンで、「わ・た・し」と満面の笑みで
笑わせた日が遠く感じられます。

昨夜は瑞丈君×なおかさん振付にも大学時代から来てくれている
望月君も参加。いま小学生にダンスを教えている彼らの仲間の多くは、
先生になってこども達にダンスを伝えています。

ダンスの現場の拡大。シアター21フェスから生まれるダンスの可能性は
多岐にわたります。舞台芸術として、教育として、様々な交流のツールとして。

その裾野広がりの一環として8月には「ダンスキャンプ」を企画しました。
その中でも私の一押し!若い才能を体験ワークショップでの4人は
皆学生時代から踊り学びなき笑い、個々の成長を観てきたおすすめダンサー!

最後にステップアップ5作品とも力作、おすすめです。週末4時と7時の2回。
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by session-house | 2012-07-18 21:10
シアター21フェスに史上最年少カンパニー「カモンウルフ」が登場。
コンドルズファンの彼らはこれまで観る側で何回もセッションハウスに
やってきていて、ある日「踊りたいけどどうしたら踊れるの」と真剣な問い。
チケットを16枚売れば出れるよとシアター21フェスを紹介。

彼ら3兄弟、申し込んできました。来るからには大人と一緒の待遇で、
と夜の下見からキューシート、ゲネプロまできっちり同じ作業。

本番はがっちり大人のハートをキャッチ!一番下の年長さんのソロで
閉める構成のさえ!!甘えず、大人びず、等身大のダンスは朗らかで、
気持ちがほころぶいい感じの仕上がり。
勝山さん、藤田さんにも観てもらい、たくさんの拍手とプレゼントに
囲まれて、彼らの挑戦は大成功。

その夜は高校生ダンサーも2人。大学時代から近藤クラスを受け続けて
いた子が成長して、高校の部活指導者に。教え子を引き連れての堂々の
出演!広がる裾野にちょっとうるうる。

コンドルズの役割と、私達の役割が一緒になった裾野広がりの夜でした。
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by session-house | 2012-07-17 19:42
今年は初めての企画「真夏のダンスキャンプ」をおこないます。
目的はキャンプファイア!!

5月神楽坂ダンス学校、6月から7月からだ大学、8月ダンスキャンプと
続くワークショップ企画は、ダンスのメソッドやテクニックを学ぶダンス学校を
始まりとして、大学、キャンプと舞台発表まで続く実践的学びの場です。

7月8日に終わったばかりのからだ大学「みんなのショーイング」も大好評。
各ゼミの講師講義から始まる発表作品は、ダンスの多彩さ、面白さを伝え、
ゼミとしての有意義さと、観るものとしての満足度の高いものとなりました。

なぜ”ダンスは分からない”と言われるのだろう、そのこととしっかり
向き合ってみようと始めたのがこの5月から8月までの企画です。
1昨年受講料の引き下げを望んで、助成応募もしてみたのですが、
おちました。そこから2年、講師陣、受講するダンサー皆さんと話し合い、
力を合わせて発展させてきました。

中学でダンスが必修となった現在、ダンサー達はいろいろと考えています。
ヒップホップだけじゃない!が私達の声。
「これはいいね。」と近藤良平校長先生。この大学では「持ち歌ダンス」を担当。
勝部さんの「インプロ」、富野さんの「テクニック」、早川さんの「物語」と
メソッドがはっきりした4つの合同ショーイングは、観るのが楽な「いいね」の
時間になりました。

キャンプは大御所と若手が並ぶ大胆な企画です。
経験豊かな先輩からの伝授や、若手の意欲にみちた指導の中での
共同作業をかたちにしていきます。「かたちにする」がダンスの基本。

絵を書く行為は「絵画」としてからだの外に残ります。音楽する行為は
「音」としてからだの外に出ていきます。言葉を使う作家の行為は「本」
としてからだの外にあります。ダンスの行為は様々な感情を人々に
もたらしますが、からだはそこにあるのです。
「かたちにする」ダンスのかたちはそれぞれのコンセプトに裏打ちされて
いますが、見方は観るひとの自由ですね。

「自由ですよ」ということと「コンセプトはこれですよ」と最初に判っている
からだ大学は、だから観るのが楽しいのでしょう。

「ダンスプレゼン」もはじめての挑戦。ワークショップを考えたい人、どうぞ。
教育の現場にダンサー達はいい効果をもたらすと、私は心から思います。

http://www.session-house.net/workshop.html#3
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by session-house | 2012-07-11 15:46

マドダンサー達の活動

今日は大島菜央をご紹介。夏のワークショップでアフリカンダンスを
伝えます。大学時代から出演しているナオちゃんもいまや人妻。
マドモアゼル・シネマもだんだんと既婚者が増えマダム・シネマに
なりそううな、、、だが若手もどんどん入っているし、、、名前は変えない!
一生マドモアゼル、ね。

初心者も大丈夫な和フリカン・ビートステップス。夏にふさわしいし
ナオチャン初の単独ワークショップ!皆さん応援も兼ねてどうぞご参加を
よろしくお願いします。http://madocinema.exblog.jp/
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by session-house | 2012-07-10 20:53
http://www.session-house.net/mc/j_06_photo.html
f0230391_20181441.jpg

思い、考えていた期間は長かったけれど、作業に入って3ヶ月。
今回はほとんど週2回、終電までの2時間半のリハでの仕上げた。

かごめのダンスや、最後のダンスのクオリティがもっとあげられれば、
、、、と、過ぎてもまだぐじゅぐじゅ思い、次の「東京タンゴ」を思い、
振付頭で過ごしていたら、ガンガンと問題発覚!

水道代の大高騰は先日の水道閉めわすれ。
掃除用の大量の雑巾のために必要な乾燥機がぶっ壊れ、とほほ。
地下のベンチがぬけ、これは野中さんが駆けつけすぐ修理。

問題は書けるだけでもこのくらい。書けない事はまだどっさり。

のんきでなくては、もう大変。
今日はたまちゃんがアップしてくれた写真で気分を直し、一昨日は
もっときりきりかりかりだったけど、大方さんの芝居で全て吹っ飛んだ!

芸術の力で本当に慰められます。
今週末は若い者達の爆発力がうさをとばしてくれるでしょう。
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by session-house | 2012-07-06 19:10

女優大方斐紗子

昨日は「ウィンドミル・ベイビー」を観てきた。大方さんの一人芝居。
アボリジニの老婆の独り言のような物語は、12役をひとりで演じる大方さんと
音楽のバロンさん、二人きりの舞台とは思えない重厚さ。

1時間45分惹きつけ、物語に巻き込み、泣かせる、、、、、
もう国宝物でした。

帰りに皆でビール。ジャガイモを頼んだら、それを見てさやかが泣く。
ジャガイモを見てなく人は初めて見たが、あのお芝居を観た後は納得。
なぜジャガイモで泣けるか、是非劇場で。

北とぴあペガサスホール今日は19時、明日は15時から。

芝居の言葉の説得力、ダンスはからだの説得力、
継続は力!と身にしみた一夜でした。
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by session-house | 2012-07-05 16:55