創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

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東京は奥深い、

散歩をしても、、一色ではないことがわかる東京の街。
セッションハウス近辺の裏を歩くと、表通りと一味違う貌が。
昭和の面影のある風景のなかで、でも昔と違って
子どもの声は響かない。少し、歩き続けると新しいマンションや、
大きな会社ビルが並び、神楽坂の見慣れた表通りの風景にたどり着く。

ここがわたしの住む街なのに崖をひとつ下りたらまったく知らない風景。
坂は結構な急坂で、人声はあまり聞こえず、、猫の散歩道。

家の一軒先の昔のお風呂屋は今はサクラハウスという外国人の宿。
今その見晴らし湯の煙突を壊す工事をしているよう。
シートにくるまれた煙突からすごい音がこのところ鳴り響いている。
以前は音のうるさい工事は近所にご挨拶や説明会があったけれど、
何もなし。役目もなくたっている煙突のある風景はなかなか良かった、
けどなあ。

いつかファッションデザイナーの山本寛齋氏が何かの公演を観に
いらしてこの風景を「うむうむ、、」と面白がっておられた。

「東京物語」リハは難航しながらも順調、、、
わたしの東京物語は50年前から始まることになるでしょう。
すごいような、想像しなかった時間がいつの間にか蓄積していました。
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by session-house | 2014-04-25 21:12

東京物語

リハが始まって14人のダンサーとクリエーション。

これが思ったより難物で、
「東京」ってなに、、、と探れば探るほど説明的になり、
ダンスでなにが出来る、と自分で決めたタイトルに、
自分で苦労、、

金曜日のリハで、入口が見つかり、物語は動き始める、予感、

数えてみたらはじめて上京してから50年の歳月が、過ぎていた。
昨日NHKで福島の廃炉への道筋をやっていて、
ほとんど同じ位の月日が必要と語っていた、、、
若い日、こんな状況は想像もしなかったし、出来なかった、、
そして廃炉が出来たその時確実にわたしはいない。

現実は過酷すぎて、ダンスなんかしている場合じゃないとも
思うけれど、若いとき想像も出来ない40年後、50年後の来ることを
思うと、「創造」する事も必要だと思う昨夜でした。
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by session-house | 2014-04-21 14:40

子ども達のがんばり

毎週ほとんど地下での企画がある生活、が続きます。
今週はこどもバレエ。毎年繰り返すこの発表会もいつのまにか
20年越えて、見てきた子どもの顔はどれくらいになるのだろう。

パーティの料理を作り続けてきた博子さんが、そろそろやめたいと
言い出してみんな大慌て。尾本先生の「絶対食べたい!」意志が強く、
今年もがんばってもらい、お相伴で私達もおご馳走。

人にはいろんな才能が有るけれど、100人分のお料理をひとりでドンと
作るあの才能は、毎年ながら、ここだけじゃもったいない!と思うのです。

4才になったばかりの、やっとバーから顔が出る小さなバレリーナの
がんばりを見ていると、毎年ながら、参ってしまう。
ここからはじめて持つ古典の力、その始まりの時に立ち会うのは、
楽しい。今週末は2回に分けて上の子達の発表。
高校生までで卒業のこどもクラス。今年も二人。
ずっと見ているので、すごく寂しい。

しかし、きっちりと年齢ごとの成長の見えるバレエの発表会、すごいなあ、と
子ども達のがんばりに今年も拍手!

病気治療で九州に帰っている美佐ちゃんの贈ってくれた花かごが
子ども達をやさしく見守っています。ありがとう、美砂ちゃん!
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by session-house | 2014-04-18 18:20
だというのに、昨日まで全く時間が取れず、本日集中。
助成締切の書類作成とこどもバレエ発表会と大学のことと、
昨日まで、追いかけられ、夢の中でも苦しんだ。

今日やっとダンス脳に切り替え、東京について考える。
「東京物語」というタイトルにした。懐の深い東京という街を
ダンスにしたいと思う。どんなことになるのかわからない、、、

東工大の説明会に出た。今回はどのくらいの学生が興味を
持ってくれるのか分からないけれど、新鮮な体験をさせて
もらえるのは同じだと思う。具体的な未来を進歩させていく
理工系の思考と、ダンスの考える未来、違いが面白く見えると
いいな、と同じテーマでクリエーションします。

レッスンのあとまた深夜までのリハ。今回は呼びかけで集まった
たくさんのダンサーと一緒。
”フェリーニのローマ”のような、”マドの東京”をと夢は鬼のように
大きなわたしでありました。
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by session-house | 2014-04-14 18:06

シアター21フェス

朝10時一番目に鳴り響く電話、シアター21フェスの申込日は、
お茶でのどを潤し、準備万端待ち受けます。

今朝はステップアップ、すぐに倍の申込。、
電話の申込順で受付、誰でも舞台に立てるシアター21フェス.
1997年にはじまり、明日募集の10分・夏編は98回目!

夕べのスタッフのお疲れタイムに100回記念で話が盛り上がり、
何か楽しい企画にしたいと皆でワイワイ。意見は何もまとまらず。
出演してくれたダンサー名を全部チラシに出す案もあり、A4では
足りないかも。

昨日もシアター21フェスを開催、7組が出演。
UDCダンサーの若手からベテランダンサーまでが一緒に並び、
多彩で多様な価値観を見せました。
ダンスの魅力にあふれた一夜、前日のダンス専科からひき続き
ふらふらになるほど魅せられて、春の宵はふけました。

明日も朝10時~。1回目から変わらず受付、知ってる名前や、
お久しぶりや、明日は誰が電話くれるのでしょう。
歌を歌ってもいいですかと問い合わせてくれたはじめてに方、
大丈夫ですよ。どうぞお電話下さい。
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by session-house | 2014-04-07 16:34
ダンスクラス講師が集まってくれたワークショップ生と共に
作品を作り発表する年1回のプログラム「ダンス専科」も
23年目を迎えるダンスクラスの歴史を受けているのだなと実感。

セッションハウスが始まった頃から関わってきたダンサー達が講師となり、
出演し、観客席でみまもり、と、ダンサー達の歴史がつながり、
幅広い年齢のダンサーが一堂に集まり、好きなダンスをする、
企画者みょうりに尽きる日でした。

創ってくれた大樹さん、瑞丈君、なおかさん、ソロを踊ってくれたゆかりさん、
と、20代はじめから見続けてきたダンサー達が後輩達に誠意を持って
ダンスを伝える姿に、ダンサーの持つ価値観を感じます。

ワークショップ生も復帰をかけた燈子ちゃんや、多分一番年上だろうに
微塵も感じさせず踊る時さんと、ただ事ではない情熱があふれ感動です。
新潟や名古屋から通い踊ってくれたり、わがマド軍団も心やさしい人々が
参加、男子2名をくわえた1夜限りのマドはサクラ咲く日本のよさが見えてきて、
大好きなピースになりました。42名のダンサー達皆が輝き、この4月
23年目を迎えるセッションハウスを寿いでくれたなと、感謝でいっぱい。

忘れてならない日舞の坂東扇菊先生。何の違和感もなくコンテンポラリーダンスと
同じ板の上にぽんとのせる懐の深さに、古典のよさを感じます。踊り手は私の
同級生だったみなさん、落ちこぼれた私を残して国立にも出演させて頂いた
経験を無駄にはしない上達ぶり、皆すごいなあ。

自画自賛のようですが、踊るココロとカラダが集まる春の一夜は
やはり良いものです。スタッフ一同快い疲れで明るく今日も次のプログラムに
向かっています。彼らなしではセッションハウスの企画は出来ません。
では今からシアター21フェスの下見。明日は10時から21フェスの募集受付。
またたくさんの踊る情熱が集まることでしょう。待っています。
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by session-house | 2014-04-06 14:04
被災する年齢は誰も選べないが、突然におそってきた不幸に
打ちのめされる姿は、その年齢それぞれに重い。

前回までの話し手は被災に立ち向かう知恵も力も持つ年配の
方々が、それでも打ちのめされる現実と向き合い、前に進もうと
努力され、人々のために戦っておられるその様子に感銘を
受けていました。

被災にあった友人を捜しいくつもの遺体安置所を歩き、痛んだ
精神は夜ごと嘔吐という形で体をむしばみ、仕事も恋もなくし、
仮設に呆然と暮らす数ヶ月、、、
今人のつながりがないと、皆がダメになると「対話の会」を
開いている酒井さんのお話は、3年たって少し認識の甘くなった
私に強烈に突きつけられる現実の酷さと重さでした。

「福島に来て下さい」と酒井さんは呼びかけます。「体感してほしい」と。

これから就活を始めるという酒井さん。過ごした飯舘村には帰らない
決心です。年代ごとに思いが揺れる帰村の問題。一つひとつが厳しい
難しい決断の要ることです。

「体感」というダンスのキーワードのひとつがトークの現場で出てきた
ことに同じ体を持った人間としてなすべきことを迫られた気がしました。
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by session-house | 2014-04-03 14:58