創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

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3回目になる今回は初の男性振付家・ダンサー!鈴木竜さんでした。

早くに海外に飛び出して学び、プロになり、まだ若いのにいろいろな体験をしているダンサーで、現在は森山未来さん主演の「プルートゥPLUTO」に出演中です。1回目2回目共に女子、国内組授賞でしたので、初の海外組です。新鮮で大胆で、骨組みのしっかりした作品は、審査の全員がイチオシでした。
寄せられた意見は、「ダントツにうまく個性的」「代役で踊った赤澤さんが素晴らしい」「他の人が踊っても説得力を持つ作品」「動きが独特で魅力的」「存在感の独自性」など。面白いのは皆作品の完成度や落ち着きのある対応が大人の風格で、歳を聞いてその若さにビックリ!なのでした。そしてテニスの錦織君同様、英語力抜群。これからはダンサー達も自分の能力で海外への活路も切り開いていく時代なのでしょう。

他に注目を浴びたダンサー、作品もいくつかあり、全体的に作品力がついてきたこと、音楽とのコラボレーション等、見せ方の楽しさに挑戦する作品が増えた事も評価されました。

明日は次のベスト賞対象者の踊る「ダンス花」公演。5組がしのぎを削ります。競うことが目的ではないダンスにあって賞はどんな意味があるのだろうと考えます。ダンサーへの励ましを一番の理由と考えるセッションベスト賞ですが、選ぶのは困難であり、全員が全て一致はなく最終的には評決します。

しかしそれがコンテンポラリーダンスのよさであり、価値観の多様性を共有する作業を審査員も身を持って体験します。9月から賞だけではない支援の形をプログラムとして発進したいと企画中です。
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by session-house | 2015-01-30 17:10

100年後に届けよう!

1997年に始めたシアター21フェスが100回目を迎えます。それで、テーマを「100年後に届けよう」として募集。心は、100年後もダンサーが踊っていられるのは世界が”平和”だからこそ。

そして35作品、5日間公演の開催になりました!ビックリしました。感謝します。
ずっと一緒にやってきたダンサーから、名前も知らない新人まで、嬉しい顔ぶれです。

呼びかけ文を良平さんに考えてもらったのだけれど、その文章が読み直してみるとまたいい!”100年後に続くダンスを本気で踊ろう”と。皆そうおもっているんだよね。5月、6月未来に向かうダンスが生まれます。

誰でも参加できる集まり、シンポジュームほどかたくなく、でも本気で踊るダンサーの思いと同等に本気の、楽しい集まりを考えています。出演ダンサーにも皆参加してもらって、「21フェスダンサーから22フェスダンサーへ」みたいな、100年後も私たちと同じように創り踊ることを喜びにする人たちへのメッセージ!ワクワク!決定次第発表します。
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by session-house | 2015-01-23 15:53 | ダンス
雪の鹿児島に元旦降り立ち、ひがな噴煙を上げる桜島を眺め、母や妹の心づくしのお節に満腹し、15歳の心の同級生達と70歳の境地を語り合い、お正月は今年ものんびり、そして矢のように過ぎていきました。ダンスのダの字も思い出さず、食べ、のみ、笑い、これだけのシンプルライフ。
お正月はいいもんだ、と歌って日々を過ごし、5日東京に。ダンスダンスダンスの環境にいきなりどっぷり!クラス、公演下見、事務仕事と今年もブレーキなしのセッションハウス号に乗り込みました。

改めまして、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。問題だらけの世界が少しでもいい年になるよう心がけていきたいと思います。

最初の舞台は東京工業大学の授業発表です。来週14日水曜日、19時30分から東工大デジタルホールで公演します。テーマ”身体による音の創造”と、作品として発表すること、の二つの条件を与えられてのこの授業は、大きな発見のある実験的クラスとして、今回も実り多いものになりました。学生との出会いが全てのこの作業は、毎回頭の良い、考える学生に恵まれ、ダンスの現場で得られない何かに出会います。新鮮な体験です。タイトルは『僕は旅に出る』。
今回は美術家のツゼ・マイヤー先生のクラスが舞台美術を受け持ち、テーマ曲は学生が作曲というコラボレーション作品。5回の授業で集中創作した学生達の作品、是非見てみて下さい。もちろん無料です。

がむしゃらに突き進むであろうと、今年も覚悟もしました。何より楽しんでいただけるダンスを作りたいと念じています。100回目を迎えるシアター21フェスのテーマ”100年後に届けよう”は、マドモアゼル・シネマも、他のプログラムも全部のコンセプトです。自己実現のみの創作では100年後にはカスも残っていないでしょう。

「分からない」からの決別は、「分かればいい」が答えではないコンテンポラリーダンスにとって大きな課題です。受講の学生の1人がこれをダンスと言ってしまうことで分からなくなっているのでは、という問題を提起してくれました。劇でもない、ダンスでもない、「コンテンポラリーダンス」「ダンスシアター」と呼んでいる我々のダンスが浸透しない理由の一つにジャンル名もあると思う、、

等など、ぐちゃぐちゃと悩んだり、探したり、楽しんだり、今年も旅の道連れ、皆様、よろしくお願い致します。
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by session-house | 2015-01-08 14:39