創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

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三月生まれ

三月生まれは遅生まれ、四月生まれの同級生とは一周違い。やっと追いついたねと皆から祝福されて、めでたし。桜の季節に生まれたけれど、子供のころあまり見なかったなと思い、考えてみたら、私の生まれた年、鹿児島は大空襲で焼き尽くされたのでした。家も人も桜も全部燃えて、焼け野原。そこから70年。
桜の寿命が60年といわれ、戦後植えられた桜は今まさに満開。鹿児島の桜も大きく育ち見ごろでしょう。散る美しさもいとおしい桜ですが、人の散るはなかなか難しい。古里の桜島には林芙美子の文学碑があって「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」とあります。古希という歳までクリアしてきたのだから、美しさと引き換えに苦しき事も多くはないことを祈ります。花粉症にやられ、少し落ち込み気味の心身にカツを入れて前進!前進!
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by session-house | 2015-03-29 15:15 | Comments(0)

美しい姿

今、マドモアゼル・シネマ新作クリエーション中。女の人の美しい姿ってどんな?って質問に皆いろいろと答えをだしてきます。きれいはきたない、きたないはきれい、と禅問答のようなドつぼにはまったり、綺麗なドレス姿になったり、と人さまざま。ダンスシアターの醍醐味をこの違いの中から見つけ、シーンにしていく今そのただなか。美しいの基準も時代で変わるし、年をとってくるとまた違う。おんなの美しさは奥深いものです。

過去は繊細に変化すると今日の新聞小説にあったけれど、普遍の過去は確かにない。気持ち次第で変えられる過去、変わる過去、ウン、過去はやっぱり題材として面白い。

内面の美しさが一番と、綺麗な心で思う若いダンサーたち。でも形に出来ない。見た目の美しさや、自浄作用がどんどんなくなる年齢に達すると、意地悪くなる。内面が綺麗なら見せてと迫る。困り果てるダンサー、とまあ、今の状況はそんなところです。今日からはもう少し接点を見つけてやってみようかな!

刻のノート、ノートに書き付けた、大事なこと、忘れえぬこと、買い物メモ書き、あれこれ、あれこれ、
それがなんなのよと自分に問いかけ、どうでもいいじゃないと落ちこみ、そこから這い上がり、5月には陽の目を見れるよう、これからクラスそしてリハーサル。
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by session-house | 2015-03-16 18:05 | Comments(0)

記憶と忘却

今年も駆け足で月日が流れます。
今二つのダンス作品を同時進行で、頭の中にももう一つ。頭がダンス創作用にセットされて、やるべき事務仕事の用語が理解できない、、、ダンスに専念したく、大事な制作仕事を若手に託す決心。自分にしか出来ないことを自分で、と考えると、たった一つ、マドモアゼル・シネマのダンスだけ。すごく気が楽になった!

マドモアゼル・シネマも新人君たちが入ってきて、真面目で明るくて踊れてちょっとドジで一生懸命!

真面目なだけではダンスは出来ないけれど、一緒に過ごす時間はなんだかゆるり。最後は大慌てになるだろうけれど、今は、真面目で明るいその中をじっくり探していきましょう。鬼も蛇も出そうにないところから、見つける何か!がきっと今の子たちの生活実感。どんなものになるんだろうな。

「刻のノート」は記憶のノートに書き付けたあれこれを、記憶の時間軸の中でシーンとして掘り起こするダンスシアターだけど、昨夜テレビで字の書けない人の記憶の話を聞いてジンとなった。ノートに書くことで記憶をそこにしまいこむ私たちは忘れることで生きていけるのだけれど、字を書けない人は記憶を全部自分にしまいこむ、と。だから苦しくて眠れない夜の姿が目に浮かぶと、自分の字の書けないお母さんのことを話されていた。記憶と忘却。圧倒的な忘却の中で生きている私たちだけれど、その忘れた記憶が一人ひとりを作っているし、思い出話ではない記憶がダンスだと、私はおもっています。
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by session-house | 2015-03-01 13:40 | Comments(0)