創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

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日本が揺れています。

ロシアがまだソ連と呼ばれていた時期にその地に旅行しました。スーパーの棚も空っぽで何もないのに、ロシアのおばあさんががっしりとバケツの水を運ぶ姿をみました。国がどう揺れても庶民は生き延びていくのだなと感銘を受けました。私は昭和20年生まれ、終戦の年ですから戦争の記憶は直接的にはないけれど、貧しかった日本の空気の中で育ちました。学校で習ったことで一番うれしかったのは[日本は戦争をしない国になりました。」と聞いたとき。子ども心に本当に安心したのでした。それから70年、誰も殺さず、誰も殺されず、これはやはりうれしいことです。

こんな日もダンスに明け暮れ、次々と広報したり、週末からの公演の準備に明け暮れました。平和だからこそ。先日まで、2階ギャラリーでは戦争被害を受けた女性たちの写真展をやっていました。おばあちゃんたちのしわの刻み込まれた写真に声もな立ち尽くしましたが、写真家の安さんのおばあちゃんたちへの思いが痛切に伝わるドキュメントを超えた写真は、何より戦争の悲惨を語り、非戦を促すものでした。

これからもダンスに明け暮れる日々でありますよう、ダンスの役目をしっかり果たし、頑張っていきたいと思う今日でした。
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by session-house | 2015-09-17 18:32

夏の終わりに

激しかった暑さも韓国から帰ったら一変して秋!バタバタと疾走した夏から、気を引き締めて秋のシーズンに突入するべく一人反省会。なんといっても夏の大イベントは「春の祭典」!あの拍手は宝です。
今日病気と闘う友人からメールがありました。「病と闘うのは乗り越えられるが、身の置き場所がないのはこたえる。マドを応援することが自分の身の置き所だ、」とありました。
ダンスは、直接間接にこうやって踊る意義をくれる人々がいて初めてやりがいを持てる作業です。韓国の暗転の中で響いた拍手もかけがえのないものでした。そのときその場をともに過ごす心と体。観劇というのはなんて贅沢なことだろうと思いました。たった20分のために日本から4組のダンサーが参加して、それぞれのせい一杯を届けました。どの顔も少しの緊張があり、美しく力強くそれぞれのダンスを展開していました。韓国は身体能力が高いから、と言われますが、日本のみんなも負けず素敵。国を超えて交流するこんな場に若いダンサーをどんどん参加させたいなと思うことでした。
秋を迎え、早速プログラムの山。帰国早々二つの下見を済ませました。今週末は作り続ける女子振付家たちが集まる「カトルカール」と新人女子振付家の単独公演と、対照的な2公演。ダンスを続けてきたことの素敵に会えるカトルカールと、これから荒波に立ち向かうエネルギーにみちた初単独公演と、終わる夏を惜しむ間もなく、激しい秋の始まりです。
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by session-house | 2015-09-03 13:45