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創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

ヒラメサーファーをみた

和歌山県立近代美術館で開催されている
「夏休みの美術館4 生きている!」展で見た陶器の作品。

「生きている」作品展とリンクしてダンスワークショップをと、
秋の和歌山公演を主催してくださるwacssの井上さんから
お話をいただいてダンサーの美紀ちゃん、たまちゃんと和歌山へ。

そこで見たのがヒラメサーファー!9センチ程度の陶器作品。
極小の立体、彫刻、油絵、写真などが「生きている」をテーマに
集められ、とそこまでは、当たり前の光景ですが、

驚いたのは、たくさんの作品全部に4行詩のような、見るヒントと
いうか作品背景というか言葉が、しかも見やすく展示されていて、
それだけでも十分に楽しめる工夫と思っていましたら、

子供たちがぞろぞろとなにやら熱心に見たり、話し合ったり、
座り込んで何か書き込んでいたりと、まるでヨーロッパの
美術館のようなオープンな雰囲気、、
なんとワークシートが小、中、高と用意されているのです。

学芸員がいる美術館ならでは、と本当に感心しました。
展覧会を見て、それから身体で「生きている」を表現しようという
ワークショップには9歳から73歳までの男女が集まっていて、
もうそれだけで「生きている」そのものです。

今日のダンスクラスで、皆とダンスにも学芸員がいるともっと理解が
深まるねと話し合いました。分からないといわれるダンスを
分かってもらうための工夫、作品の外側の作業をする学芸員、
批評家とも違う、制作とも違う、ダンス学芸員ってありだねと、
盛り上がったのでした。
by session-house | 2014-07-29 20:49