創る、伝える、企画する日々ダンス漬け!伊藤直子の超日常


by session-house

記憶と忘却

今年も駆け足で月日が流れます。
今二つのダンス作品を同時進行で、頭の中にももう一つ。頭がダンス創作用にセットされて、やるべき事務仕事の用語が理解できない、、、ダンスに専念したく、大事な制作仕事を若手に託す決心。自分にしか出来ないことを自分で、と考えると、たった一つ、マドモアゼル・シネマのダンスだけ。すごく気が楽になった!

マドモアゼル・シネマも新人君たちが入ってきて、真面目で明るくて踊れてちょっとドジで一生懸命!

真面目なだけではダンスは出来ないけれど、一緒に過ごす時間はなんだかゆるり。最後は大慌てになるだろうけれど、今は、真面目で明るいその中をじっくり探していきましょう。鬼も蛇も出そうにないところから、見つける何か!がきっと今の子たちの生活実感。どんなものになるんだろうな。

「刻のノート」は記憶のノートに書き付けたあれこれを、記憶の時間軸の中でシーンとして掘り起こするダンスシアターだけど、昨夜テレビで字の書けない人の記憶の話を聞いてジンとなった。ノートに書くことで記憶をそこにしまいこむ私たちは忘れることで生きていけるのだけれど、字を書けない人は記憶を全部自分にしまいこむ、と。だから苦しくて眠れない夜の姿が目に浮かぶと、自分の字の書けないお母さんのことを話されていた。記憶と忘却。圧倒的な忘却の中で生きている私たちだけれど、その忘れた記憶が一人ひとりを作っているし、思い出話ではない記憶がダンスだと、私はおもっています。
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by session-house | 2015-03-01 13:40